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2012年4月23日月曜日

4LR44 自作アダプタ

記事 第9話
「4LR44 自作品アダプタ、見つけました。」

4LR44の自作アダプタを作ろうかと考えました。
前回の投稿で、4LR44・4SR44・2CR1/3 などの
種類や歴史?について書きましたが、今回は、
自作品アダプタの話。

前回の投稿記事は、下記に。 ↓
 https://silverhalidephotography.blogspot.jp/2012/04/4sr44-4lr44-2cr13.html


やはり簡単なのは、一回限りで使い捨てを考え、
テープで、LR44・SR44を4個テープで巻き、長さ
の足りない分をアルミ箔等の通電する素材で
接点を作る方法です。

もう一つは、前回の投稿の写真のような、分解した
4LR44などの紙筒と接点をそのまま流用して電池を
入れ、テープなどで貼る方法です。

でも私は、仕事で使うカメラに使用するので、もっと
しっかりした物を作るつもりでした。

その為には、電池がピッタリ入るプラパイプを入手
して、接点を接続する方法を考えなくてはなりません。

工作精度を要求されますので、旋盤で素材から削り
出そうかと考え調べておりましたら、もう先人の方が
いらして、オークションで出品なさっておりました。

「4LR44 電池アダプタ」

自作大好きな私ですが、今回は完敗のようなので
素直に入手する事にしました。

上の写真のように、3セット購入させて頂きました
ので、ついでにそのレポートも書きたいと思います。


「前回購入した4SR44・今回入手したアダプタ・同包して頂いたLR44」

工業部品などに使われる樹脂材(たぶん、ポリアセタール樹脂)
と、接点用の真ちゅう材を旋盤で削りだして作られたもので、
シンプルながらシッカリした作りです。

ふたつは、接着されておりません。その訳は、後で納得しました。


「電池を挿入する準備」

電池を直接触ると、汚れなどで表面が酸化しやすく
なりますので、私は、樹脂製の絶縁ピンセットを
使っております。

確か以前、東急ハンズで見つけました。

ここで(+)と(-)のどちらから入れるかと言う
疑問にぶつかりました。

どちらから入れても使えますし、カメラに入れる
方向さえ間違わなければ問題はありません。

でも電池の(-)側は、面取りされたような、
封入プレスの丸みが有ります。

この場合、入れ易いから(-)側から入れるの
ではなく、出しやすさを考え、入れ難い(+)側
から入れましょう。

また接点金具が(+)側になるので、乾電池の
(+)が出っ張るイメージで分かりやすいです。

たまに(-)側が段差が無く絶縁が怪しい電池
も有り、接点金具とショートしやすい物も有るかも
知れませんので、やはりこの方向がお勧めです。


「電池挿入後の写真」

樹脂筒から接点真ちゅうが、簡単にとれるので
直ぐその辺に転がって行方知れずになります。

その辺を注意して、電池(LR44・SR44)を1個
ずつ入れましょう。

樹脂の内側は、旋盤の削り跡が少し残って
ますが、滑りは良く入れやすいです。

電池のメーカーの違いにより、電池の太さが
微妙に違いますが、入り辛い事は有りません
でした。

また簡単に出てくる事も有りませんでした。

もし滑りが悪いようでしたら、綿棒でシリコーン
オイルを内側に少し塗ると良いと思います。

シリコーンオイルが入手出来ない時は、市販
されている、カー用品売り場に有るタイヤや
ダッシュボートの艶出し液で、手押しポンプ
入りのやつを入手すると便利です。

私は、アクリル接着液用の注入用具に入れ
隙間に少量づつ注入して、Oリングなどの
滑りを良くしたり、いろんな事に使っています。
「注入用具に入れた状態、左。右は、CRC5-56の有機溶剤無し。」

上に付いた注入針で、細かい部分にも注入出来ます。

右は、CRC5-56。便利なスプレーオイルですが、有機溶剤成分
比率が多いので、樹脂やゴムを痛めたり、元から有るグリスなどを
洗い流したりして、かえって後々に金属潤滑を悪くします。

そこで注入容器内に噴射した後、数日放置して溶剤を飛ばし
残りの原液を使っています。
それを樹脂に囲まれた接点などに綿棒で塗布してます。

また自転車やバイクのインナーワイヤー注油にも便利です。
(錆びて動かないケーブルは、先に浸透し易いシリコーンオイルを
注入して動くようにしてからオイルを注入すると良いです。)
「挿入後少し引っ込んでますが、使用時には問題無し」

電池を挿入すると、電池4個分より筒が長く、少し
引っ込んだようになりますが、電池も接点も動く
ので、カメラに入れると馴染んで丁度良くなります。


「高い工作精度ですね」

3個の寸法もピタリ一致。シンプルながら高い
精度です。私が作るともっといい加減です。

自分で作る手間と時間を考えたら、先人の
お世話になる事をお勧めいたします。

接点金具が筒の中で裏返りやすかったり
失くしやすかったりしますが、掃除のしやすさや
電池を押し出し易かったり、カメラの中での
馴染みやすさを考えると、このスタイルが
ベストのようです。

我が家には、この型の電池を使うものは、
MAMIYA RZ67Ⅱ・Zenza Bronica ETRsi 645
Pentax デジタルスポットメーターなどが
有ります。

暫くは、このアダプタのお世話になる事に
致します。

以上、自作しませんでした、レポートでした。

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※ 後日、製作者様にも読んで貰いました。
これからも、もっと研究に励みたいそうです。

他のタイプの電池のアダプタも作っておられる
ようですので、頑張って頂きたいです。

私も変わった物を色々作っておりますので、
他のブログページもご覧頂けたら幸いです。








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