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2014年9月20日土曜日

手作り自作クリップオンストロボ縦横切替フラッシュ製作

記事 第22話 タテヨコ位置変換スピードライト用アダプター、ブラケット不要。
「ワンタッチで縦位置・横位置を変えられます。」

この縦横切替装置は、ニコンF-801が発売され購入した、1988年

頃に作りました。やっとオートフォーカスが実用的に使えるようになり、

1/250日中シンクロも普通になり、インタビュー取材などで不自然な

影が出ないように考えて製作しました。

また取材先で簡単な商品撮影などをする時に、自由なバウンス

角度を調整するのにも大変役に立ち、バブル期前後に沢山お金を

稼いでくれた名品??でもあります。

あの頃のように高い撮影料を頂ける時代ではありませんが、若い

カメラマンの皆様にも役立つと思い、今回製作法を公開いたします。
「材料は簡単、製作費は安価です。」

レンズの胴体口径より大きめで、でもなるべく細めの「ホースバンド」

と「黒いアルミテープ」、滑りを良くするための「メンディングテープ」と

「カメラ三脚穴ネジ」、出来れば「メーカー純正TTLシンクロコード」です。
「撮影距離表示部などの非回転スペースに取り付け」

初期のオートフォーカスレンズに多かった、距離表示スペースが

取付位置として最適です。アダプターの滑りを良くするために、

マット加工された「メンディングテープ」を外周に貼ります。

装着しない時に距離表示が見えるように、このテープを

選びました。

後は、細く切った黒アルミテープを重ねて巻いて厚くして、

ホースバンドがズレずに回るように前後にガードレールを

作ります。
「こんな感じで貼ります。上の写真の説明。」

(※注意。後々レンズを高く売りたい方は、剥がしたあとに

糊が残らないようなテープを最初に貼りましょう。レンズに

よっては、剥がす時に塗装が剥がれるレンズも有ります。)


太めのフォーカスリングレンズなど、非回転スペースの無い

レンズでは、装着出来ませんので何かアダプターを制作する

必要があります。
「こんな感じのピント・ズームに邪魔にならないアダプター」

どこかのメーカーが作ってくれると良いですね。前後高さが調整出来る

タイプなら更に良いですが。。。ケンコーさんあたりなら作りそう??

それとも最初から、トキナーレンズに溝を彫っておいてくれると

オプションのバンド型製品販売だけで済むかもしれませんね。
「こんな感じでレンズに取り付けます。」

物撮りなどの時には、シッカリ締め付けます。手持ち撮影の

時などには、少し緩めに締めて、そのまま縦横切替を力尽くで

します。その為に、締め付け具合を調整出来るホースバンドに

したのです。ロック式では素早く切り替えられず不便だからです。

取り付けは、調整ネジを大きくゆるめ、レンズを外しマウント側

から入れると早いです。

レンズ鏡胴全周に力がかかる装着方法ですので、力が分散

していますが、出来れば丈夫な外装を持つレンズをお勧め

します。写真のトキナーレンズは、長年この組み合わせで

使用していますが、未だにガタつくこともなく健在です。

このレンズは、Tokina AT-X 270AF 28-70mm f2.8 で

当時、メーカーのプロサービスから購入しました。

(今もその部署が有るか分かりませんが。)他にも、

Tokina AF235 20-35mm f3.5-4.5 も同じように使用して

おります。(テープの貼り方説明写真のレンズ。)

また、Tokina AT-X17AF 17mm f3.5 にも装着して、ホーム

ページ用店舗撮影でも天井バウンスや補助光用に未だ

出番が有ります。(下の写真。)
「AT-X17AF 17mm+ニコン SB-24」

ワイドレンズに取り付けるときには、ケーブルが写り込まない

ように1回捻っています。フィルターが2枚装着しているように

見えていますが、延長フードの代わりに空枠を2枚装着して

います。フルサイズレンズをAPS-Cカメラで使っているので

フードが浅いのをカバーするためです。

単焦点レンズに取り付ける時に注意したいのは、取付部が

マウント側に近い場合、グリップや内蔵ストロボのペンタ部に

ぶつからないか、事前に仮取付して確認しなくてはならない

事です。(上記レンズでは、最小幅で4mm位の間隔です。)
「私は、短く切った、ニコンのSC-17を使ってます。」

シンクロコードは、TTL延長型でスパイラルコードのニコンの

「SC-17」をスパイラル部分を切り取って短くしたものを作り

ました。ハンダ付けした後に絶縁テープを巻き、テグス糸を

巻いて補強しながらも自由に曲がるようにしてあります。

(※注意。この辺の作業は、自己責任でお願いします。

以前、プロサービスでストロボのサイドブラケット用に

似たような長さのものを販売していた事があります。)
「バンドの内側は、ゴム板を両面テープで貼付け。」

ストロボ側のSC-17には、三脚ネジ穴が有るのでそこに出来れば

アルミ製の「カメラネジ」をねじ込みます。間には「ワッシャー」を

入れて調整します。アルミ製をお勧めしたのは、穴あけ加工が

し易いためです。カメラネジとバンドに穴を開けてネジ止めし

ます。グラつかないためにも、細ネジで4本固定をお勧めします。

ゴム板の厚さは、ネジの頭やナットが隠れる厚さにしましょう。

ワッシャーは、1枚スプリングワッシャーを入れると緩みにくく

なりますが、私は、ワッシャー達を瞬間接着剤で固めて

緩まないようにしています。
「反対側は、他のレンズにも付くように遊びを持たして。」

同じフィルター径の他のレンズにも付くようにゴム板を貼る

部分に空白を作ってあります。
「調整ネジが指で回せるようにしましょう。」

左端のように調整ネジの頭がバンドにあたらないものは良い

ですが、真ん中のように頭がバンドにあたっているものは、

右端のようにヤスリで外周を削り落としましょう。
「製作以前は、可倒式のSB-15などを使っていました。」

SB-15・SB-27・SB-8・サンパックB3000Sなどを使って

いましたが、やはり鼻や背景に出る影が綺麗でなく

何かアダプターを作らなくてはと思っていました。
「フジGS645シリーズ用ブラケット改造品。」

これは、マミヤM645Pro用に改造した、フジ製品です。

カメラ側面にホットシューが付いたM645では使い物に

ならないので、このブラケットにカメラ底部の位置決め

ピンを付けて、M645の光軸に近い位置に発光部を

近づける為に可倒式ストロボと組み合わせました。

これは、M645の撮影業務使用終了と共に機材整理で

オークションで手放しましたが、落札者の方にたいへん

喜んで頂きました。
「同時にお譲りした、折りたたみ式グリップ。」

M645にアイレベルファインダーを付けて電動の

ワインダーを付けず手動巻き上げの場合、大変

シャッターが押しにくいので考案した右より付けの

折りたたみ式アンダーグリップです。

右寄りにしたことで本体のシャッターボタンを直接

押すことが出来ます。

親指の背で、下からカメラを支えられるように底面

にも厚めのラバーを貼りました。

グリップを捻ることでフリーになったりロックしたり

出来て任意の角度で固定できるグリップです。

完全に畳むことも出来て、カメラバックへの収納にも

邪魔になりません。

ワインダーの巻き上げ音がけたたましい事で有名な

M645シリーズで静かに撮影する為に考えました。

これも大変喜んで頂きました。

他にもワインダーの巻き上げのみを一時的にOFFに

するスイッチを付けて、撮影後好きな時にONにして

シャッター半押しだけで巻き上げのみ出来るワインダー

改造もしました。(これは、マミヤS.C.の技術の方にも

是非見たいとお願いされました。)
「最初は、回転しないアダプターを作りました。」

マミヤRZ・RBシリーズは、フィルム側が回転して縦横が切替る

ので、77mm径のレンズに共通して付くものを作りました。
「市販のシンクロアダプターとの組み合わせです。」

この辺りから、これが回転すれば良いのではと考えました。
「後にマミヤ用は、簡単な結束バンド式に進化しました。」

シンクロアダプター内の配線を傷つけないように小さな穴を開け

中の配線をどかしながら穴を大きくして行き、結束バンドが貫通

するようにしたものです。(ホースバンドでは幅をとるので、

フローティング機構が回せないレンズも有るからです。)

サブ発光部を持つストロボを装着して、正面光とバウンス光を

組み合わせて、切り抜きの出張商品撮影などで活躍しました。
「我が家に有るツイン発光ストロボ達。」

左のSB-16シリーズは、後ろ向きバウンスが出来ますが、

サブ発光部を切ることが出来ません。(TTL調光も出来ますが

ニコンの場合フィルムカメラだけです。デジタルは、不可。)

右のナショナルPE-321SWは、上方と左右バウンスだけで

後ろ向きバウンスが出来ませんが、サブ発光部を止める

ことが出来ます。(TTL調光は、出来ません。外部オート可。)
「応用例。光軸の左右からライティングして、より自然に。」

SB-16Bは、サブ発光部光を右からあて、メインをレフ板や

アンブレラ・壁面などで、左からバウンス光をあてるテクが

使えます。左右からの照明光とキャッチライトで、手持ち

撮影と思えない人物写真を撮ることが出来ます。

サブ発光部は、光量調整が出来ないので、乳白の

アクリル板などを貼り、光量調整してメインライトから、

キャッチライトまで使い分けが出来ます。

このセットは、今でも時々出番があります。アシスタント

無しの低予算依頼を他の仕事の絡みでどうしても嫌々

引き受けなくてはならない時に、活躍してくれるお一人様

撮影照明機材として。。。
「応用例。レンズ側部分を逆に装着する撮影。」

後ろ向きバウンスの出来ないストロボの場合(SB-20など)、

レンズにSC-17のストロボ側部分を反対向きに取り付ける

ことにより後方からのバウンスライティングが出来るように

なります。
「応用例。SB-20、スレーブ多灯ライティング撮影。」

上方方向にしか発光部が動かないSB-20ですが、マニュアル

発光の光量調整が、アナログ表示で変えられるので

液晶表示の光量調整より分かりやすいです。

電源をOFFにしたり、電池を抜いても設定が変わらないので

ミスが少ないのがプロとして有難いです。

調光は、一段単位ですが手動のワイドパネルとテレパネルを

内蔵しているので、それでも光量調整が出来ます。

またスレーブアダプターを付けて、メインと合わせて3台で

バウンスして使うと簡単な物撮りに便利です。

スタジオ撮りでは、TTL調光を使わない方が露出が揃うので

この組み合わせは重宝しています。

(マニュアル発光ならカメラメーカーを問わないで使えますが、

ニコンの接続ピンとの組み合わせでショートするカメラも有る

かも知れませんので、写真のスレーブアダプターのような

物をスレーブスイッチOFFで間に噛ませればOKです。)

小型ながら外部電源にも対応しているので(単二パック

など。内蔵電池も合わせて必要。)早いチャージが出来ます。

このストロボのお陰で、モノブロックの出番が減りました。

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※マトメとして。

デジタル撮影になり、大光量のストロボは、モデルの

ノリやクライアント立会用??に使っていますが、

光量よりも色温度調整が楽になったことがデジタルの

最大の恩恵です。

SB-16Bは、デジタル一眼では、フジのS1ProとS2Pro

しかTTL調光対応していませんが、最近ニコンが

LEDライトも内蔵したストロボを発表しました。

これがSB-16Bのように使えるか分かりませんが、

手持ち多灯ライティングに使えると良いなと考えて

います。(キャッチライトだけでも。)

昔のような高い撮影料を頂ける職種ではなくなりつつ

ありますが、若い方々に少しでも役に立つ記事で

あることを願っております。







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