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2013年5月23日木曜日

手作り自作カメラレンズフード製作

記事 第18話
2013年8月5日、バヨネットフード製作解説、追記。
歴代の手作り自作、ネジ込みフード達です。
左から、第1作28-70mm用。第2作20-35mm用。第3作100mm用。

全てリタイアして、ブログなどで余生を送っている、機材達です。
第1作は、市販キャップ仕様。第2作以降は、フードキャップ仕様。
材料は、切れて使えなくなった古いラバーフードネジ部と、
そして、色々なサイズが市販されている綿棒???

(写真は、200本と300本。キャンドゥ製。)

今回は、皆さんも既製品に色々不満が有って、手作りした事も
あると思われる、自作フードのお話しです。

取材撮影の多い私は、ラバーフードの愛用者です。でも最近の
ラバーフードは、直ぐに切れてくると思いません?

昔のほうが長持ちした気がしますが、気のせいでしょうか??
金型が同じなようなので材質が変わったのかも知れません。

純正ハードフードも良いですが、ネジ込み時代よりマシになった
バヨネット式も使い易いとは言えません。

裏返したりしていると、シャッターチャンスを逃がすので、以前は
フードごと被せるキャップを自作しておりました。

また花形フードは、理想的な遮光をしますが、人に対して威圧感を
与える事があるので、困ることも。。。
フードの上から自作キャップを被せて、カメラバッグへ。

デジタル時代になると、APSサイズセンサーでは、フルサイズレンズの
フードの浅さが気になりだし、延長フードなども自作していました。

もっと簡単に作れるフードがないか思案していた時に思い付いたのが
綿棒ケースで作る手作りフードでした。

メーカーや銘柄でその直径サイズは色々です。前から何かに使えると
考えていたので20個ほどストックしてありました。

実際、測ってみるとその直径は、同じ物が無いくらいメーカーで色々
でした。またそのキャップも違ってました。

これと組み合わすラバーフードのネジ込み部分は、製造元が2種類に
分類出来ます。

販売元は、エツミやユーエヌなど沢山有りますが、製造元は2箇所くらい
らしく、ネジ込み部分2種類と、様々なサイズの綿棒ケースを組み合わ
せて、最適なやつを選べば良いわけです。
第1作目28-70mm用。キャップの引っ掛かり部分は硬いのでそこへ。

綿棒ケースの出し口は、引っ掛かり部分が硬いので、ここに無理矢理
押し込めるラバーフードネジ込み部分を探しました。
(そのままでは、入らない位キツイ奴。)
ネジ込み部分は、ゴムを全て取り除き、金属だけにしました。
この真ん中の溝凹みが色々と役に立つます。

色々な組み合わせの中に、72mmネジ込み部分の1種類と相性の良い
ケースが有ったので、そこに押しこむ事にしました。

幸い28-70mmレンズも72mm径でしたのでピッタリです。もしネジ径の
サイズが合わない時は、ステップアップリングを使います。
イメージです。お皿に熱湯を入れ、電子レンジでチン。
加熱時間は、ほんの少しで直ぐに柔らかくなりました。

お皿に熱湯を入れ、電子レンジで加熱して、柔らかいうちに無理矢理
ネジ込み部分を入れました。
冷めてみると、ビクともしません。固定も不要でした。
(写真は、内外に黒テープを巻いた完成品です。)

↑ イメージとしては、こんな感じです。

当初は、後でネジ止めも考えていましたが、不要でした。
ネジ込み部分は、ゴムを全て取ってあるので、金具の溝にケースが
食い込んでいました。それで全く動かなくなったようです。

後は、ファインダーを覗いたり、実写しながらケラレない長さに
切り、内外に黒のパーマセルテープを貼りました。

内側は、引っ張らないようにして貼らないと、後で縮みで剥がれて
浮きてきます。一度テープを長いまま暫く吊るして置いて、縮みが
落ち着いてから、力を入れないようにして貼ると上手く行きます。

黒色のベルベットやフェルト、植毛紙を貼るのも更に良い方法です。

ケラレていないか調べるのは、簡単ですが、フィルムカメラでの
調べ方は、以前書いた記事、「かぶせ式フード、改造と裏技」を
御覧下さい。

このブログトップから、後で、「かぶせ式フード、改造と裏技。」の
記事をご参照下さるか、下記リンクから後で、別のウィンドウを
開いて下さい。↓

http://silverhalidephotography.blogspot.jp/2012/04/blog-post_27.html


デジタルの場合は、レンズのワイド端に合わせた後、無限遠に
して、最小絞りの22~32などに絞り、プレビューボタンを押し
ながら100%ファインダーやライブビューで指をフード端から出し
入れして、その見え具合を確認します。

100%以下のファインダーなら、その分を加味して見え具合を
確認するか、上記の条件を絞り優先オートなどに設定して、
大空や白壁を撮影し、実写画像で画像の隅にケラレの陰りが
ないかを見ます。

第2作20-35mm用。キャップを活かして逆向きに使用。

今度は、綿棒ケースのキャップをそのままフードキャップにする
事にして、先程と反対向きに使用しました。

丁度ピッタリな組み合わせを探し、また72mm径に丁度良い物が
有りました。

少し長めに切り、後は実写やファインダーを見ながら、ケラレない
位置を出し、ネジ止めして完成です。(私は、3本留めにします。)
下穴を開けて、木ねじで固定。
マメな方は、タップでネジを切って固定。
その後、内側ネジ先を切断後、黒く塗装処理。

イメージとしては、こんな感じです。


止めた位置は、ケースの真ん中辺りで、その辺りは、薄くて弱い
ので固定は、必須でした。
(外側は、キャップの邪魔にならないようにテープを貼りました。)

第3作100mm用。ネジ込み部分の溝にハマるサイズの穴を
予め開けて、ネジ込みリングの溝の凹みにハメ込みました。
イメージとしては、こんな感じになります。

今度は、100mm用です。見るからにケラレは無いようなので、
そのままのサイズで行けるような細いケースを選びました。

今回は、レンズのフィルター径に合わせた55mmのフード部品で
作りました。72mmよりだいぶ余裕が有ります。

ネジ込み金具の溝深の凹み直径サイズを測り、それと同じ穴を
開けました。

(穴は、ほんの僅か小さいくらいが、ベスト。後でグラツキませんし
レンズにねじ込む時に、回ったりしません。)
イメージです。穴を開けた底をお皿に入れ、熱湯+レンジでチン。
加熱時間は、長いと柔らかくなり過ぎます。

まだ柔らかいうちに、穴を溝まで入れました。
柔らかいうちに、溝凹まで押し込みます。
改めて見てみると、良く出来ているでしょ??

以上、歴代3個のフード達でした。以上、あくまでご参考に。

加工や加熱は、安全上リスクがあります。当方は、責任は
負えませんのでご注意お願い致します。

さて今後も、綿棒ケースだけで作るバヨネットフード製作の
お話しや、深いラバーフードをワイドレンズに付けるお話しも
追記することを予定しております。

気長にお待ちになり、また御訪問下さいませ。ではでは。。。
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2013年8月5日、追記。バヨネットフード製作。

大変お待たせして、申し訳ございませんでした。
またこの2ヶ月間に沢山の御訪問を頂き、誠に
ありがとう御座います。

とりあえず、手作りバヨネットフード製作を追記
致します。
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「今回は、Canon EF90-300mm f4.5-5.6 のAPS-C用を作ります。」

右が選んだ綿棒ケース。ケラレの心配は、この画角なら無いので
なるべく細く、テーパー状の深いケースにしました。
逆に被せると、ピッタリサイズになりました。

レンズと太さの差が少ない方が、バヨネット部の強度が出るので
細いものを選びました。

左は、円筒形のタッパー(KEEPER)。底が厚いのでバヨネット
フードには、適さないですが、ネジ込み用の参考素材として
撮りました。

長いものも有るのでコンパクト超望遠などに良いと思います。
「レンズ外周ののバヨネット内径を測ります。」

ほぼフィルター外周径と同じなので、フィルター径を基に開口
作業を進めます。

Canonレンズの場合、バヨネット爪が最前列に有るので、フード
装着ガイド筒として、フィルターを装着します。
「フィルターの中身を外して空枠だけにする。」

私は、保護フィルターを付けない派なので、空枠を装着します。
「これで、フード装着ガイド筒とします。」

フードを一旦空枠にハメてから、バヨネット装着に入ります。
「ピッタリのサイズに開口するので、薄い樹脂板で開口テスト。」

寸法を合わせても、ピッタリにならないので、テスト開口して確認
します。

電動工具での厚手板や小さい樹脂板の穴開けは、開口中に回ったり
して手を切り易いので危険です。薄い物にしましょう。
「厚紙は、開口中に引っ掛かり易く危険です。」

葉書くらいの薄さなら危険が少ないですが、充分注意。
また箱などは、押さえる力が入らないので危険です。
「開口サイズが決まりましたら、センター出し。」

 金型のセンター跡を参考に、針でセンターに穴を開けます。
「少しずつ太いもので穴開け。」

千枚通しなどで、センターがズレないように少しずつ穴を
大きくします。
「開口用の自由錐のセンター錐に合わせた下穴を開ける。」

私は、自由錐でいつも開けているので、センター錐のガイド下穴を
先に開けます。

回転させない状態で、同サイズのドリル錐を当てて、ケース側を回転
させながらセンター位置を探り、ケースを固定してから開口。
「開口したセンター穴を自由錐のガイド錐に合わせて固定位置を修正。」

今回は、片側だけから開けるので、力加減に注意しました。
「無事に開口。」

両側から開けてないので、バリが沢山出来ました。
「センターに穴が開きました。」

慎重な作業をしたので、センターが合っています。
「バリを削り落とす。」

刃で少しずつ削りました。
「試しに空枠に装着。」

かなりキツイ装着感でした。
「ヤスリで滑らかにして調整。」

ピッタリサイズになるように調整。
「バヨネット部、製作開始。」

レンズのバヨネット爪高より、少し大きく縦斬り。
「横切りは、同心円上に切り、縦横T字型に切る。」

分り易くする為に、切った場所をマジックでなぞりました。


「イメージとしては、黒のバヨネット爪が割り込む感じで装着。」

爪を受け止める部分は、斜めにカットしましょう。
「1周弱回転させ、3つのバヨネット爪を内側に入れる。」

外す時は、引っ張りながら逆に1回転弱回し、取り外します。

バヨネット爪に合わせて3箇所切らないのは、強度の問題と
装着の難しさ。
1箇所の方が、実用性は、高いです。

かなりフリクションが有るので、特にロックや位置決めの
必要性は、感じません。

好みの問題ですが、私は、フードを付けっぱなしなので、
このままです。その為のフード先端キャップでもあります。
「穴の開口がギリギリにしてあるので、フード爪に浮きが。」

Canonのレンズバヨネット爪を見てもらうと分かりますが、
爪の内径部がロックの為に盛り上がっています。

その為にフィルター外周より更に総合外周が大きいので
余計な力が掛かっています。
「爪部の内側を少し削り、力が掛かりにくくします。」

黒い部分を少し切り取るか削り、内径を大きくし、爪に力が
掛かりにくくすると、スムースに装着・取り外しが出来ます。

以上、私流バヨネットフードの製作解説でした。
後は、植毛紙やベルベットなどを貼り完成させて下さい。

ケラレは、無く、もっとフードが深くても大丈夫なくらいでした。
今後もバリエーションが出来ましたらご報告致します。

広角ラバーフードのお話は、またその内に。
ではでは。。。
「完成。純正より、だいぶ深いです。」






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2013年8月29日、追記。

「タッパー(KEEPER)の短いほうで、フードを作ってみました。」

EF 35-80mm f4-5.6 の APS-C 用バヨネットフードを
作りました。

見た目で、ギリギリでケラレが出そうでしたが、辛うじて
大丈夫でした。

前にも書きましたが、綿棒ケースより底が厚いので、
バヨネット装着は、硬く入りずらいです。

また穴開け加工なども、開けづらく、電動工具での
作業も、リスクが高いのでお勧め出来ません。

作業例程度にお考えになり、参考になさらないで
下さいませ。

使用感は、MFリングの無いレンズなので、フードごと
回してMFを合わせられるのが便利と感じました。
「Canonシリーズも完成。これらもリタイア機材、ブログ用。」

18-55mmは、フィルター空枠をダブルで装着してフードの代わりに
しています。純正より遮光性が高いのでお勧めです。また内蔵の
フラッシュ光の邪魔になり難い利点もあります。

以上、追記記事でした。今後も新しい物を作って見るつもりです
ので、またご訪問下さいませ。

ではでは。。。








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