アクセスランキング

↓ ↓ アクセスランキング ↓ ↓     ※ でも、お勧めは最新の記事からご覧になること。ブログトップからどうぞ。→TOPへのリンク←

人気の投稿

2012年4月19日木曜日

4SR44. 4LR44. 2CR1/3.の違い

記事 第8話

「4SR44 と、2CR1/3」

4SR44
4G13
544
PX28
4LR44
2CR1/3

この辺の区別(違い)が付く方は、呆れられる事は有っても
尊敬される事は有りませんので、知らないふりをしましょうね。

確か、エバレディNo.544 と言う商品名で新登場した、
銀電池でした。平たく言えば、G13(SR44)電池が4個
入ってます。

記憶では、ニコマートELか、ペンタックスESあたりから
採用された電池で、電子カメラ元年を支えた電池です。

昔、カメラ屋でバイトしてた頃、お客さんに頼まれ、
Nikomat EL(Nikkormat EL)の電池交換をした時、
ミラーボックス内から電池を引っ張り出して、手品を
見ているような顔をされた事を思い出しました。

銀電池 4SR44は、当時でも高価で(オイルショックで
銀が値上がりして、さらに高くなりました。)代替品として、
アルカリの 4LR44 が出ましたが、寿命が短く、低温時に
弱く、またその代替品として、リチウムの 2CR1/3
が出ました。


そのリチウム、2CR1/3 も最近生産が打ち切られ、
4SR44 / 4LR44 も一般店では、見なくなり、古い電子
カメラを持っている私などが困る事になっております。

それは中身である、G13 (SR44)や CR1/3N を使う電子
カメラも同じで例えば、Nikon FG などは、LR44を使って
いると電池の消耗が早く、電圧が下がるとシャッターが
切れず、ミラーが上がったままになり、電池を交換しても
一コマ分フィルムを無駄にする事になります。

諦めて最近は、SR44を買うようにしております。今回は、
4SR44を買いました。バラしてSR44としても使えます。
(接点と電池をスポット溶接してあるのも有りますので、
その時は力技で取らなくてはなりませんが。。。

最近は、オークションなどで、SR44やLR44を4個入れる
アダプターを販売している人もいますので、バラシの
逆バージョンの、4SR44や4LR44を作る事も出来ます。


「4LR44の内部」

厚紙の筒に4個電池が入り、両極に接点と絶縁材が付きます。




「2CR1/3の内部」

CR1/3Nが、プラ筒に2個入り、両極に接点と絶縁材が付きます。



今回は、MAMIYA RZ67Ⅱがシャッターを半押しすると
ピーピー鳴ったので電池切れ間近を知りました。

テスターで見てみると、6Vが5.6Vしか有りません。
諦めて通販で買いましたが、以前の倍の値段です。

何が違うのか見ると、水銀使用が無いとの事でした。
でも単純に需要が減った為の値上げだと思います。

海外では、いまだに水銀電池すら作っているメーカーも
有るようですが、そのうちに、この電池も入手困難になる
かも知れません。

買い置きが難しいので、水銀電池の時のように、アダプタ
変換で他の電池を使わなくてはならなくなるかも。。。

LR44は、暫く有ると思いますが、SR44は、いつまで有る
事やら。。。デジタルカメラですら専用バッテリーの
生産中止が始まっているのに、フィルムカメラ用電池
など風前の灯かも知れませんね。


追記。

オークションで見つけた、LR44 → 4LR44のアダプタの
レポートも書きました。

下記にもどうぞ。 ↓
http://silverhalidephotography.blogspot.jp/2012/04/4lr44.html



※他の記事もご覧頂けたら幸いです。ブログトップへ。↓

2 件のコメント:

  1. 紹介いただいたヤフオクの出品者様からLR44 → 4LR44のアダプタを手に入れ、New F-1に早速装填いたしました。
    本当に助かりました。ありがとうございます。

    返信削除
  2. たつ さま
    コメントを頂きありがとうございます。

    ヤフオクの出品者さまとは面識がございませんが、その
    丁寧な作りに、思わずレポートを書いてしまいました。

    長く出品されていたそうですが、ネットで取り上げられた
    のは、始めてだったそうです。

    MR-9・H-D・HM-4N・H-7D、などのアダプターも製作されて
    いらっしゃるようで、このような方のお陰で、私達のような
    アナログカメラ愛好者が助けられてるわけですね。

    この2つの電池ブログ記事は、海外からもアクセスが多く、
    日本と世界で4,000人以上の方がお読みになっております。

    それだけ関心が高いというか、お困りの方が多いということ
    なのでしょうか。

    これからも、名機 New F-1を大事に長くご愛用下さい。

    私は、他にも古いデジカメのお話しなど、多くのブログを
    書いております。

    「古いデジカメ付喪神」などです。
    こちらにもお暇な時にでも、どうぞお越しくださいませ。

    そして末永く色々な写真活動を楽しんでください。

    4月吉日 堀 江 基 繁

    返信削除